宝石サンゴにも偽物がある!騙されない見分け方とは?

宝石サンゴにも偽物がある!騙されない見分け方とは?

深海に生息する八射サンゴは、石灰質の綿密な骨格を持ち、宝石として利用されます。その為宝石サンゴとも呼ばれ、もともと「珊瑚(サンゴ)」といえばこの宝石サンゴを指す呼称でした。

 

日本ではダイヤモンドやルビーなど鉱物の宝石に乏しい分、古来より真珠に並ぶ七宝として珍重されています。アカサンゴ、シロサンゴ、モモイロサンゴなどの宝石が高値で取引されており、密漁者による乱獲が問題になっているほどです。

 

宝石サンゴの偽物とは

そして宝石サンゴは希少価値が高い分、偽物も多く出回っています。偽物というのはガラスやプラスチック、樹脂などをそれらしく加工して本物のように見せている物です。素人からは外見の違いがほとんどわかりません。

 

判別方法一覧

素人でも判別可能な方法としては以下のような例が挙げられます。

 

熱を加える
天然のサンゴは熱伝導性が低く、熱を加えてもほとんど熱くなりません。白熱灯などを当ててみて、すぐに熱くなるようなら偽物を掴まされた可能性が高いです。

 

重さや感触を確かめる
プラスチック製は持った時にとても軽く、サンゴ特有の冷やりとした感触がないのも特徴です。逆にガラス製は、本物よりやや重く、色の照りが過剰気味です

 

割る
偽物は表面だけをコーティングしてあるので、中まで色素が行き渡っている本物と違い、割ると中身が白くなっています。万が一本物の場合、素材を破壊してしまうので、おすすめしません。

 

火で炙る
偽物は塗料により染色されているので、火で炙ると塗料が熱で溶け始めます。これも万が一本物の場合、素材を焦がしてしまうので、おすすめしません。

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