サンゴを食べる貝の正体は?食害対策とは?
サンゴの食害問題については、オニヒトデが最も有名だと思いますが、近年貝による食害も注目を集めるようになっています。
サンゴを食べる貝には
- ヒメシロレイシガイダマシ
- シロレイシガイダマシ
などがいます。これらの貝は、大きさ1〜3cm程度の小型の巻貝です。
しかし小さくても、時折大量発生を起こし、サンゴ群衆に大ダメージを与えてることでも知られています。
貝の食害にあったサンゴは白化してしまい、さらに貝はサンゴに卵を産み付け繁殖の温床にしてしまうので、被害に拍車をかけます。
三宅島ではかつて、オニヒトデの大発生と貝の大発生の時期が重なったことがあり、かつてないほどサンゴ群衆が荒廃してしまいました。
食害対策
大量発生の原因が温暖化によるものなのか、周期的に発生する自然現象なのかは判明していません。
明確な原因がわからないので、大量発生の都度、応急的に駆除を行なうのが精一杯なのが現状です。