赤珊瑚(レッドコーラル)の意味とは?

赤珊瑚(レッドコーラル)の意味とは?

アカサンゴ(レッドコーラル)とは赤い骨軸を持った宝石サンゴです。四国、九州、小笠原諸島付近の水深100〜300m深海に生息します。

 

綿密で強固な骨軸は宝飾品として利用され、シロサンゴ、モモイロサンゴに並び珍重されています。

 

赤色は先端方向へしだいに淡くなり、骨軸の中心部は白くなっています。

 

アカサンゴの意味

  • 古来より、血のような赤い色から妊婦の厄除けとして利用されてきました。不妊予防や妊娠のお守りとしてアカサンゴの指輪や首飾りが与えられる風習があります。
  • アカサンゴを持っている女性が月経の間は、赤色が褪せるとされています。
  • 赤色は血液を象徴することから、人のエネルギーの循環を促し、持ち主の活力となるともいわれています。
  • アカサンゴで角の形を再現した宝石は「コルノ」と呼ばれています。コルノとはイタリア語で角を表す言葉で、角は毎年のように生え替わることから、不思議な力を持つ象徴とされたのです。

 

アカサンゴの歴史

ギリシア神話の英雄ペルセウスが、メドゥーサの首をかききった際、海にしたたる血から生まれたのがアカサンゴとされています。

 

メドゥーサの首は今でも海底を彷徨い、血のように赤いアカサンゴを生み出し続けているともいわれています。

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