アフリカサンゴ(スポンジサンゴ)の特徴や意味とは?

アフリカサンゴ(スポンジサンゴ)の特徴や意味とは?

アフリカサンゴとは、多孔質、つまり表面に穴がたくさん空いているサンゴのことで、別名スポンジサンゴとも呼ばれています。

 

生態

生物としてはイソバナと呼ばれ、刺胞動物門花虫綱八放サンゴ亜綱ヤギ目イソバナ科のサンゴです。色は個体によって黄色、赤色、橙色など違いがありますが、いずれも綺麗な色をしています。

 

アフリカサンゴとも呼ばれるものの、実はアフリカではなく日本の固有種です。本州中部?九州南部の水深10〜50メートル付近に生息しています。

 

利用

ネックレスやブレスなど服飾品として利用されています。赤珊瑚、白珊瑚、桃色珊瑚などと比べ安価なので、気軽にプレゼントできる宝石として人気があります。

 

加工

高価な赤珊瑚、白珊瑚、桃色珊瑚と比べ元の素材に艶が欠けるうえ、多孔質なのでもろいです。その為宝石として加工される際は、樹脂で表面をコーティングするか、中身まで浸透させることで、艶と頑強さを出しています。樹脂に塗料を混ぜて鮮やかな色が演出されることもあります。

 

またスポンジサンゴを粉々にして、樹脂と混ぜて固め直したものが、「再生アフリカサンゴ」としてさらに安価なものとして売られています。

page top