八重干瀬とは:シュノーケル・ダイビングスポット

八重干瀬とは:シュノーケル・ダイビングスポット

沖縄県の宮古島には「八重干瀬(やびじ)」と呼ばれる日本最大級の卓上サンゴ礁群があり、天然記念物に指定されています。

 

面積

宮古島北方の池間島の北約5〜22kmに位置し、南北約17km、東西約6.5kmにわたって広がっています。宮古島の面積の10%にも及び、海面下に沈んでいる暗礁や礁斜面まで含めれば30%以上にも達するといわれています。

 

構成

8つの大きなサンゴ礁(主ビシ、大ビシ)と、小さなサンゴ礁(属ビシ)が集まって形成されています。全て合わせるとその数は100以上にのぼりますが、それぞれに名前が付けられています。

 

歴史

また一部の礁構造の方向が、宮古島の地質構造の方向と一致していることがわかっています。このことから八重干瀬の基板となった地質は、宮古島と同様の地質の可能性が高く、ここは昔陸地だった可能性があるといわれています。

 

幻の大陸

普段は海面下にありますが、大潮の干潮時には最大で15平方キロメートルが海面に露出します。特に春から夏にかけての干満差の大きな時期は、まるで島のように大きく露出する部分があることから、「幻の大陸」とも呼ばれています。

 

温泉がある

干潮時に浮き上がる「ビーヤ」と呼ばれるポイントがあります。ここは夏になると強い日差しで海水が熱せられ、温泉のような暖かさになります。

 

漁業スポット

サンゴ礁は「海の森」とも言われるように、海産資源の宝庫です。好漁場として知られ、1350年頃にはすでに漁業が営まれていたようです。

 

観光スポット

サンゴ礁では多種多様な生物を観察でき、高い透明度がカラフルな魚たちをいっそう美しく見せてくれます。シュノーケリングやダイビングのスポットとしても人気があり、民間業者がツアーを行なっています。

 

行事

旧暦3月3日には干満差が1年で最大となります。この日は「サニツ(浜下り)」と呼ばれる厄払いの行事が行なわれますが、同時に「潮干狩りの日」にもなっており、全国から観光客が訪れます。

 

読み方・名前の由来について

字数の違いからわかりにくいですが、八重干瀬は「やびじ」と読みます。地域によって「やえびし」とも「やぴし」とも呼ばれていましたが、1999年の地形図発行にあたって「やびじ」に統一されました。

 

八重干瀬(やびじ)という名前の由来はハッキリしておらず、噂レベルでは「8つの干瀬からなる」からとか、「干瀬が幾重にも重なっている」からとかいわれています。

 

page top