サンゴを食べる生物は?天敵を知る

サンゴを食べる生物は?天敵を知る

サンゴは環境問題さえなければ、温暖な海でのほほんと誰にも脅かされることなく平和に暮らしているようにも見えます。

 

しかしサンゴもこの世に生を享けた動物として、食物連鎖の環にいます。

 

サンゴを捕食する生物もしっかり存在しています。

 

気候変動などでサンゴの天敵が異常発生することで、サンゴが壊滅状態になることが危惧されているのであって、サンゴの天敵自体は憎むべきものではありません。

 

今回は環境問題とは別問題として、食物連鎖の中でサンゴを捕食する動物にはどんなものがいるのか紹介したいと思います。

 

オニヒトデ

サンゴ礁に生息するヒトデです。成体がサンゴを餌としています。サンゴを食べる時は、口から胃を裏返して広げてサンゴに押し付け、消化吸収を行ないます。近年は大量発生によるサンゴの食害が問題になっていますが、本来はサンゴ礁の多様性を維持する役目を負っていると考えられています。

 

ブダイ

頑強な牙を持つ大型の魚類です。サンゴについた藻が鉱物で、硬い骨格もバリバリ食べてしまいます。

 

レイシガイダマシ

サンゴを食べることで有名な巻貝の1種です。

 

ミノカサゴ

ライオンのたてがみのような、トゲトゲしたヒレを持つ魚です。ヒレには毒を持ち、他の大型生物もうかつに手が出せず、食物連鎖の頂点に位置しています。外来種のミノカサゴが大量発生してサンゴ礁の生態系が崩れることがmondaiしされています。

page top