サンゴのポリプの大きさってどれくらい?
ポリプはサンゴなど刺胞動物の最小単位です。ポリプそのものが生物であり、円筒形の体に触手を生やしたイソギンチャクのような見た目をしています。非常に小さな小個体で、元の大きさは数oから数p程度です。
単体サンゴと群体サンゴ
ポリプが単体で生活しているものは単体サンゴ、ポリプが分裂・出芽を繰り返し生じたクローンがたくさん集まって全体を形成したものは群体サンゴといいます。
単体サンゴの場合、ポリプの大きさがイコールサンゴの大きさになりますが、群体サンゴはポリプがどれだけ集まるかによって大きさが変わります。
群体サンゴの大きさ
群体サンゴは環境さえ安定していれば、ポリプを増やし成長し続けるので、大きなサンゴほどたくさんのポリプで形成されていることになります。群体がどの方向にどれだけポリプを増やしていくかによって、その群体の形も大きさも変わってきます。大きくなると数十pから数mまで成長します。
単体サンゴの大きさ
それに対して単体ポリプは一個のポリプで成り立っているので、細長いもの・平らなもの・円錐形に近いものなど細かな違いはあるものの、全て円筒形の形をしています。増殖して大きくなるのではなく、ポリプそのものが成長して大きくなります。こちらはそこまで大きくならず、大きくて10cm程度です。