サンゴの二酸化炭素吸収率がすごい!光合成の力
サンゴの体内では褐虫藻という藻類が共生しており、この藻類の働きによりサンゴは動物でありながら光合成を行う生物として知られています。
光合成により生命活動に必要なエネルギーの大部分を補っているので、太陽光が届く澄んだ浅海でしか生きていけません。
二酸化炭素濃度を調整する
光合成により海水中の二酸化炭素濃度が調整されており、サンゴ礁に密集する何万種もの生物に酸素を行き渡らすことができるのは、この機能のおかげなのです。
二酸化炭素吸収率は?
サンゴの二酸化炭素吸収率は、1uあたり4.3kg/年といわれています。海には年間約20トンもの二酸化炭素が溶け込みますが、その10分の1はサンゴによって吸収されるそうです。動物にして陸地の森林と同じ役割を担っている為、「海の森」とも呼ばれているんです。
逆にいえばサンゴがいなくなってしまえば、海中の二酸化炭素濃度のバランスが崩れ、生態系バランスもなし崩しに崩れていくことでしょう。