サンゴが生息する水深は?深海にもいる?

サンゴが生息する水深は?深海にもいる?

植物プランクトンである褐虫藻を共生させる造礁性サンゴは、水深20〜30mの浅くて綺麗な海に住んでいます。光合成産物をエネルギーにしている彼らは、太陽光の届く範囲でしか生活できません。なので光が通りやすい濁っていない・深すぎない場所に居を構えているのです。

 

深海にもサンゴはいるの?

始めに答えを言ってしまえば、深海にもサンゴはいます。サンゴの骨を加工したものは宝石として珍重されますが、宝石にされるようなサンゴのほとんどは水深数百m〜1000mほどの深海に生息しています。深海のサンゴは褐虫藻を共生させていませんから、非造礁サンゴに分類されます。

 

光る深海サンゴ

造礁性サンゴの中でも、太陽光がほとんど届かない深度50〜100m付近に棲む種は、自身が持つ蛍光色素により鮮やかに光ります。詳細は【蛍光色素で発光するサンゴが美しい…でも原理は?】にて。

 

サンゴ海の水深

太平洋にはサンゴ海と呼ばれる世界三大堡礁が存在する海域があります。水深は3000〜4500メートルです。この海域ではかつて「珊瑚海海戦」と呼ばれる海戦が繰り広げられた為、沈没した空母が深海から発見されています。

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