絶滅危惧種に指定されているサンゴ

絶滅危惧種に指定されているサンゴ

造礁サンゴは、水温・塩分濃度・光量といった生息環境の制約が多く、海水温上昇・海水汚染・海の酸性化など、人為的要因による気候変動の影響をもろに受けてしまいます。生育ができなくなったサンゴは体内の褐虫藻を排出し白化、つまり機能を停止します。

 

「海の砂漠化」とも呼ばれるサンゴの白化現象は、環境問題の筆頭としてあげられます。【サンゴの水質浄化作用の仕組みって?】でお伝えした通り、海洋生態系でサンゴが果たす役割は大きいです。サンゴが一種でも絶滅してしまったら、生態系全体に大きなダメージを与えることでしょう。

 

絶滅危惧種のサンゴ一覧

近年になって多種のサンゴが絶滅危惧種に指定されました。

 

◆絶滅危惧 IB 類(EN)
ハナサンゴモドキ

 

◆絶滅危惧 II 類(VU)
エダミドリイシ
オキナワハマサンゴ
アミトリセンベイサンゴ
ヒユサンゴ
オオナガレハナサンゴ

 

◆準絶滅危惧(NT)
トゲヅツミドリイシ
クロマツミドリイシ
ニホンアワサンゴ
ヒメサンゴ
ムツカドマンジュウイシ
パラオクサビライシ
エダアザミサンゴ

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