サンゴ 持ち帰りは違法?死骸でもだめ?
【サンゴの水質浄化作用の仕組みって?】でも解説している通り、サンゴが海洋生態系で果たす役割は非常に大きいです。
温暖化などでサンゴの白化が問題になっている昨今、保全に力を入れている沖縄で、綺麗なサンゴを見つけたからと行って持ち帰るのはNGです。
旅行などで記念に…という人は多いですが、沖縄県漁業調整規則では
- 海中に自生しているもの。
- 原型をとどめた死骸・骨格。
- 折れて海中に落ちているもの。
- 原型を止め浜辺に転がっているもの。
などを採取・捕獲することを禁止しています。
海の中のサンゴについては、海外防災法で持ち帰りが明確に禁止されていて、砂浜に打ち上げられた死んだサンゴにしても原型を留めた物は無断で持ち帰ってはいけないとされています。
このような規則は、国土保全を目的に、沖縄県だけでなく日本全体にしかれています。例え砂浜に落ちている死骸(骨)であっても、無闇やたらに採取することを許可すれば、土地が荒れる危険があるためです。
持ち帰ってもいいケース
原型を留めていない、欠片状、砂状になっている死サンゴについては、常識ほ範囲内ならば持ち帰りが黙認されています。
また大学や研究機関が、教育や研究目的に生きたサンゴを持ち帰ることも、事前に審査を通した上で許可されます。